SYNODOS JOURNAL(シノドスジャーナル)


本間清文|介護福祉士/ケアマネジャー

見えてきた団塊世代の介護ビジョン 本間清文

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■社会的入院削減と訪問看護

本来、医療的に入院の必要がないのにも関わらず、食事、金銭、家族関係など、生活的、社会的な問題から家に退院できない老人が、行き場なく長期入院することを社会的入院と呼んだりします。その費用が社会保障費を大きく圧迫しているということで、国は長期入院、長期入所を少しでも減らし、早期退院・退所を推し進め、医療費の削減を進めたい意向があります。そこで少しでも社会的入院を減らし、在宅へ戻ってもらうべく、「老人の生活面での受け皿を作ろう」と、2000年に介護保険制度ができたわけですが、思うように進んでいない現実もありました。
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制度改正論議にみる介護保険制度の欠陥 本間清文

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■バッシングされる「生活援助」

介護保険制度の訪問介護サービスに「生活援助」といわれるメニューがあります。一人暮らしの老人や、同居家族がいても障害、病気などの理由により家事などができない場合に受けられる援助です。

この「生活援助」、数年毎に国の社会保障審議会で行われる介護保険制度の改正論議の度にバッシングされます。やれ「給付の効果がなく、かえって老人の自立を阻害している」とか、「重度者や医療ニーズの高い高齢者にサービス(給付)を重点化すべきであって、生活援助は介護保険制度のサービス内容から外すべきではないか」などの意見があがります。
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