SYNODOS JOURNAL(シノドスジャーナル)

                       

「中退」を切り口に大学教育改革をおこす 山本繁(NPO法人NEWVERY代表理事) 

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「若者たちが未来に希望を持てる社会」を実現するために、高等教育イノベーションとクリエイティブ産業振興に取り組んでいるNPO法人NEWVERY代表の山本繁さん(33)。若者をフリーターやニートといった社会的弱者に転落させないために、今何が必要なのか。全国の大学や地域においてさまざまな若者支援事業を試みる山本さんに、その活動内容についてお話を伺った。(シノドス編集部・宮崎直子)
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CFWを通じて見えてきたこと ―― 2012年、雇用復興の課題とは 永松伸吾

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激動の2011年も終わり新しい年を迎えた。しかし、年をまたいでも被災地の復興はそれほど進んでいる感はない。それどころか、事態はむしろ厳しさを増しているようにすら感じる。特例による延長をつづけてきた失業給付の期限切れを迎える被災者が出はじめてきたのだ。現在、岩手・宮城・福島の三県で失業給付を受けている人々は6万4千人いる。これらすべてが震災に起因するものではないとはいえ、これから被災地全体で数万人規模での雇用が必要になることは間違いない。

筆者は、昨年の地震発生直後から、被災した人々を復旧・復興のための活動に従事してもらい、その対価を支払うことによって被災者の自立を支援する「キャッシュ・フォー・ワーク(CFW)」という手法を提唱してきた。この考え方は、政府の「日本はひとつ・しごとプロジェクト」でも取り入れられ、雇用創出基金事業(いわゆる「緊急雇用」)として各地で実践されている。政府だけではない。民間のNGOやボランティア団体にもCFWを実践しようとする団体が多数現れた。昨年12月には、CFWの普及啓発を行うために、一般社団法人CFW-Japan http://www.cfwjapan.com/ が設立され、筆者が代表理事を務めている。
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経済成長で"足の引っ張り合い"をしなくてよい社会を目指せ〜飯田泰之氏インタビュー回答編〜

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「市場はコントロールできない」という主張の見落とし


―前回のインタビューを受けて、読者から寄せられた意見や疑問をぶつけていきたいと思います。まず、「そもそも市場をコントロールすることなんてできない」という反応が多くみられました。「インフレもデフレも、人為的になせるものではありません」という意見や、あるいは「好景気で需要が供給を上回ればその結果インフレになるのであって、その逆ではない」という意見です。まず、この点についてお聞かせ願えますか。

飯田氏 この反応はもっとも典型的な誤解――というよりも「見落とし」です。じつは10年近く前に、とある有名マーケットエコノミストと、まったく同じ問答をしたことがあります。そのときのぼくからの答えは、「日本円、すくなくともその主要な『原材料』であるベースマネーの独占供給者は日本銀行である」というものでした。氏は「経済学」に明るかったので、この一言で理解してくれましたが、少し解説しましょう。
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グローバル危機は戦後からはじまった 吉田徹

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やや月並みな表現になるが、2008年のリーマンショックからつづく現在の「危機」は、戦後50年が築き上げてきた経済社会の均衡原則を大きく崩したように思われる。

ポスト冷戦期は、民族紛争の時代、テロとの闘い、アメリカの単独行動主義(ユニラテラリズム)と、確定的な秩序が見いだせないままに推移してきた。賛成するにせよ、否定するにせよ、そのなかで支配的な観方を提供してきたのは、民主主義の拡散と定着というF.フクヤマの「歴史の終焉」と、資本主義の受容と加速化というトーマス・フリードマンの「フラット化する世界」のふたつだった。
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「一般意志2.0」実装の鍵はデータベース、ではない? 飯田泰之

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■「一般意志」はすでに実現している?

東浩紀氏の『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』(以下『2.0』)はルソーの政治・社会思想に現代的な拡張を施すことで、新たな民主主義を構想する快著である。

未読の方のために説明を加えておくと、東氏の解釈によればルソーは『社会契約論』において、個々人の思考と嗜好を「特殊意思」と位置づけ、その特殊意思を単純に足し合わせたものを「全体意思」と名付けた。そして、互いに相反する特殊意思を、その際を保ちながら折り合いをつけたもの(ヘーゲル流に言うならば止揚したもの)が「一般意志」ということになる。
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制度改正論議にみる介護保険制度の欠陥 本間清文

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■バッシングされる「生活援助」

介護保険制度の訪問介護サービスに「生活援助」といわれるメニューがあります。一人暮らしの老人や、同居家族がいても障害、病気などの理由により家事などができない場合に受けられる援助です。

この「生活援助」、数年毎に国の社会保障審議会で行われる介護保険制度の改正論議の度にバッシングされます。やれ「給付の効果がなく、かえって老人の自立を阻害している」とか、「重度者や医療ニーズの高い高齢者にサービス(給付)を重点化すべきであって、生活援助は介護保険制度のサービス内容から外すべきではないか」などの意見があがります。
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震災後の日本社会と若者(最終回) 小熊英二×古市憲寿

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古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント
  ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書
店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部)

「震災後の日本社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html
「震災後の日本社会と若者」(2) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1884961.html
「震災後の日本社会と若者」(3) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1885407.html

■信頼が崩れた

小熊 それでは最後に、震災で何が変わったのか、について語りましょう。私は一番変わったのは、秩序に対する信頼感だと思います。

最近、高橋源一郎さんと内田樹さんがある雑誌で対談をしていて、面白いなと思ったことがあります。彼らによると、戦後は「金がすべて」でやってきたという。自分たちは68年に、「平和国家なんて嘘だ、金がすべてなんていやだ」と反抗をした。でもその後、なんとなく成功したりお金が入ったりすると、「なんとなく居心地悪いけど金がすべてでもいいかな」という気分になったという。
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震災後の日本社会と若者(3) 小熊英二×古市憲寿

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古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント
  ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書
店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部)

「震災後の日本社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html
「震災後の日本社会と若者」(2) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1884961.html

■3.11で何かが変わったのか

古市 一口に「震災後」といっても、その人の住む場所や置かれたポジションによってまったくリアリティが違うなと思います。東京など中央にいた言論人によく見られた言説ですが、3.11をきっかけに日本は変わって、新しい公共性や希望が生まれるというようなことが震災直後は語られていました。

ところで僕は3.11の少しあとに関西や九州に行っていたんですけれども、そこで見たリアリティはまるで違ったものでした。
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震災後の日本社会と若者(2) 小熊英二×古市憲寿

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古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント
  ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書
店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部)

「震災後の日本社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html

■若者論はなぜ繰り返されるのか

小熊 ところで、若者論というものが今どういう意味を持つかを話しましょう。「若者はだらしない」の類の言辞は太古の昔からあるといわれ、あなたも書いているように、戦前も戦中も戦後も若者論はありました。しかしそれが定着したのは、これもあなたが書いているように、日本では高度経済成長期からです。これは階級要因が退いたからです。
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震災後の日本社会と若者(1) 小熊英二×古市憲寿

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古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント
  ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書
店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部)

「3.11で社会は変わった」という言説に根本的な疑問を投げかけ、震災後の若者たちの反応は「想定内」だった、と喝破した若き社会学者・古市憲寿さん。人は自分がリアルタイムで経験した事件を過大評価しがちである、と指摘する小熊英二さん。この両者が古市さんの新刊『絶望の国の幸福な若者たち』で提示された「震災後」の論点に検討を加え、「本当に震災後に日本社会は変わったのか」改めて語ります。はたして今、研究者は何ができるのか——。(東京堂書店HPより)


絶望の国の幸福な若者たち絶望の国の幸福な若者たち
著者:古市 憲寿
販売元:講談社
(2011-09-06)
販売元:Amazon.co.jp
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